仲谷明香(AKB48) 「声優として旅立つ日まで頑張る」

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   今をときめくアイドルグループ・AKB48。テレビを付けたり、雑誌を開いたりすれば彼女らの姿を見ない日はないほどだが、メディアに登場しない何十人ものメンバーに思いを馳せたことはあるだろうか。

   チームAの仲谷明香(なかや・さやか)さん(20)もその1人だ。2006年に3期生としてAKB48に加入したが、シングル曲を歌う機会が少なく、メディア露出もなかなかない―いわば「非選抜」の道を歩んできた。そんな彼女の初の著書「非選抜アイドル」が、12年4月2日に小学館101新書から刊行された。めまぐるしく変化し続ける環境の中で「非選抜アイドル」として何を思うのか、仲谷さんに話を聞いた。

写真集じゃつまらない、新書が面白いならやろうかな

和やかな語り口で思いを語ってくれた仲谷明香さん。2012年4月11日、都内で
和やかな語り口で思いを語ってくれた仲谷明香さん。2012年4月11日、都内で

――「非選抜アイドル」発売、おめでとうございます。売り切れ続出で手に入らない状態が続いていますが、これだけ話題になっていることについてどう思いますか

仲谷 ファンの人やAKB48を好きな人からのコメントしか聞いていないので、普通の人が知っているっていうのが実感がわかないんですけど、単純にすごくうれしいです。正直ちょっと売れないかなと思ってたんですよ。自分の今までのことを書いただけだし、別にビジネスに役立つとかそういう本でもないので、私の感想書いただけじゃ売れないかなと思ったんですけど、意外と新書としてはいい数みたいで、すごくうれしいです。

――「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(もしドラ)」作者の岩崎夏海さん(もしドラのオーディオブック、テレビアニメの声優に仲谷さんを推薦するなど関係が深い)に勧められて本を書いたということですけど、そう言われてから書こうと決めた経緯について教えてください

仲谷 もともと二十歳の記念として何か出そうっていうのは事務所の人と話していて、その時にちょうど岩崎さんがブログとか見てセンスがあると思ったのか(書いてみたらと)言ってくださって。最初は、ブログとかは好きだけどいざ本格的に書くとなると難しいかなと思ったんですけど、岩崎さんが教えると言ってくださったので。しかも(AKB48に)同い年が多くて、二十歳の記念に写真集とかほかの子も出すだろうなと思って、写真集じゃつまらないなと思ってたときにちょうど話をいただいたので、じゃあ面白いならやってみようかなという風に思いました。しかもちょうど二十歳だから今までのことを全部書こうと思って、書きました。

――本を書くことになって、メンバーからは何か言われましたか

仲谷 最初はただ「文書いてる」としか近くの子に言ってなかったので、「何書いてんの?」っていう感じだったんですけど。本が出ると決まった後にみんな「読んでみたい」と言ってくれました。

――実際に本を読んだメンバーもいると思うんですけど…

仲谷 いるのかなあ?(笑)

――いないんですか?(笑)

仲谷 売ってないから!あと、メンバーだから、買うっていうより「ちょうだい」って言う子がすごい多くて。

――周りの人たちから読んだ感想はまだ聞いてないですか

仲谷 大人の方は売ってないよとか読みましたよって言ってくれるんですけど、メンバーはやっぱり、くれるの待ってるから。まだ~?って(笑)。意外だったのがこじはる(チームAの小嶋陽菜)さん。「出すんでしょ~?欲しい~」って(笑)。

――ファンの方やご家族からは何か言われましたか

仲谷 ファンの方は大抵「売ってない」か、「仲谷のことがよくわかってよかったです」って。お母さんは「近くの本屋に行ったんだけど売ってないから予約したよ」って、うちにあるのに(笑)。
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