【ご当地グルメ食べまくり】奈良の古代グルメ「蘇」とは

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   東京・日本橋の百貨店「三越」の向いに、奈良県の情報発信施設「奈良まほろば館」がある。鹿と大仏をかけあわせたような姿でなにかと話題をふりまいたキャラクター「せんとくん」も健在で、入り口でせんとくんの像が出迎えてくれる。

飛鳥・奈良時代の「日本最初のチーズ」

奈良の吉野杉でつくられた木箱の中に収まる
奈良の吉野杉でつくられた木箱の中に収まる

   まほろば館では観光情報や文化講座などを提供するとともに、奈良の物産(せんとくんグッズも)を販売している。飛鳥、奈良時代の古都にふさわしく、古代のご当地グルメな食べ物もあった。

   それは「蘇」である。牛や山羊の乳だけを加熱して、手間暇かけて10分の1に濃縮したものだ。飛鳥・奈良時代にはじめてつくられ、日本最初のチーズなどとも言われるそうだ。当時は大変貴重な高級品で、貴族の宴席などで供され、薬効も期待されたという。

   現代には、この蘇を再現するところがいくつかあり、まほろば館では、奈良県葛城市のラッテたかまつが製造する「古代の蘇」(50グラム1050円:要冷蔵)を販売していた。

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