暖かくなり、そろそろサンダル履きの女性が増える季節だ。男性にとってはまぶしすぎる位美しい素足。その裏に涙ぐましいばかりの努力が存在することをご存じだろうか。
フットケアラボが2012年5月に発表した全国の20~50代の女性414人を対象としたアンケート調査の結果からは、そんな女性たちの足元事情が透けてみえる。
ガサガサで恥ずかしい経験約6割
サンダル履きの季節、最も気になる「素足の悩み」を尋ねたところ、54.3%と圧倒的に多かったのが「かかとのかさつき」という答えだった。女性にとってこの「かかとのガサガサ」は、まさに「恥」。57.0%の女性はサンダルを履いているときにガサガサに気づいて、恥ずかしい思いをした経験があると回答する。
「かさつき」対策として人気なのは、「保湿」、そして「削るケア」だ。ヤスリや軽石などを使うのが本来の方法なのだが、手ごろさからか39.4%もの女性は「ハサミ」「爪切り」「カミソリ」「カッター」など、手近な刃物を使って足裏の角質を削り落としたことがあるという衝撃の実態が明らかになった。美しい素足を支えるのは、まさに血のにじむような努力なのだ。
3人に1人、削りすぎで「痛い」
削るケアにはしかし「削りすぎ」によりトラブルもつきもので、3人に1人の女性は「痛み」、「切り傷・擦り傷」といった「痛い目」にあったことがあるという。そうしたこともあって「削らないケア」への関心は高く、ピーリングと呼ばれる新しいケア方法について尋ねると、74.1%が「興味がある」「どちらかといえば興味がある」と回答していた。
実際に自分の足裏の状態に満足している人に、行っている角質ケアの方法を聞いてみると、1位は納得の「プロによるケア」(50%)で、2位に「削らないケア(42.9%)がランクインしていた。