Hondaは、停電などの非常時にプロパンガスを使って発電できるポータブル発電機を開発し、2012年の夏からLPガス機器事業者に向けて供給を開始する。
東日本大震災以降、停電などの非常時に使える自家用発電機の発売に対する消費者ニーズの高まりを背景に、燃料にガソリンを用いる既存のインバーター搭載発電機「EU9i」(定格出力900VA)をベースに開発した。
広く一般家庭のガス機器で使用され放置劣化が少ないプロパンガスを燃料にすることで、非常時に使用者がワンタッチで接続して使用することができ、LPガス50キログラム使用時で約100時間の長時間運転を可能にした、安心かつ簡単な業界初の低圧LPガス発電機。
主な特長は、正弦波インバーターを搭載し、商用電源と同等の安定した出力を提供するほか、本機を2台並列に接続できる並列運転機能で、最大1800VAまでの出力が可能。
また、冬場や夜間といった低温環境でも使える。チョークレス仕様により、始動操作が簡単で、超低騒音。
家庭用LPガス機器(ガス給湯器、ガスファンヒーターなど)の作動電源や、テレビやパソコン、ラジオ、携帯電話の充電機器、照明機器など、消費電力が約900W以下の電気機器に利用できる。