日本唐揚協会は2012年4月25日、全国の唐揚げ店人気投票企画「第3回からあげグランプリ」(8部門)の発表と授賞式を行った。
近年、ひそかなブームといわれる唐揚。基調講演では、その実態、理由の説明からはじまった。
提示された資料によれば、都内の唐揚専門店の店舗数の増え方がすごい。09年には10店舗しかなかった数が、現在はおそよ80店舗まで拡大。8倍の伸びを見せている。この流れは、自宅で作る唐揚粉やコンビニの唐揚の売り上げにも現れているそうだ。
大きな唐揚のブームには、「08年リーマンショック後の不況による節約志向」「2010年の口蹄疫問題による鶏肉の需要増加」など社会的要因があると、日本唐揚協会の八木宏一郎さんは説明。その後、「今後は海外、アジアに向けて(拡大して)いきたい」と抱負を語り、会場をわかした。
続いて行われた、プレゼンターに日本唐揚協会の会長・安久鉄兵さんを迎えた授賞式では、素揚げ・半身揚げ部門は「鳥房」、中日本しょうゆダレ部門は「ジョニーのからあげ」、塩ダレ部門「中津からあげ もり山」、味バラエティ部門「金のとりから」、西日本しょうゆダレ部門は「とりあん」、東日本しょうゆダレ部門は「鳥久」、手羽先部門は「鳥開」、素材バラエティ部門は「表参道vegecate」に最高金賞が贈られ、それぞれが喜びを語った。