被災松製「おやこ地蔵」にお堂を 陸前高田で有志が募金活動

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普門寺に納められた3体の「おやこ地蔵」
普門寺に納められた3体の「おやこ地蔵」

   岩手県陸前高田市最大の寺院である普門寺(曹洞宗)に2012年4月22日、津波に倒れた高田松原の松の木で作られた「おやこ地蔵」が納められた。

   陸前高田市では震災で1691人が亡くなり、今なお41人が行方不明だ。普門寺の墓地にも26人の身元不明の遺骨が埋葬される予定だという。

   「おやこ地蔵」はこうした震災犠牲者の追悼と被災地の復興を祈り長野県の善光寺(無宗派)が贈ったものだ。大きさが異なる2種類4体の地蔵が作られ、大きいものを「親」に、小さいものを「子」にそれぞれ見立てている。善光寺に置かれる「親」1体をのぞく3体が普門寺に納められ、23日には仮安置の法要が営まれた。

   現在おやこ地蔵を安置するためのお堂を建立しようと、地元住民などが中心となって寄付を募っている。お堂は墓参の人の通り道に建てられる予定だ。募金の送り先は、「陸前高田お地蔵制作に協力する会」(郵便振替口座番号02350-7-38415、宗教法人普門寺 地蔵堂建立基金)。

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