4月も半ばを過ぎた。ようやく身辺が落ち着いてきた「新入社員」諸氏も、そろそろ落ち着いて自分の置かれた環境、そして将来を考え始める時期といえよう。
とはいえ、雇用不安、エネルギー問題、増税、政治不信、TPP、円高、高齢化社会、グローバル経済圏の拡大といった問題を抱える現代の日本は、まさに「確実」や「絶対」のない社会だ。10年後、5年後、あるいは1年後、はたして自分はどうなっているのか。見通すのは至難の業だ。
エンターブレインが「ビジネスファミ通」ブランドから2012年3月19日に刊行した『食いっぱぐれない「働き方」のテクニック』では、流通ジャーナリストの金子哲雄さんが、今を生きるビジネスマンに必要な「働き方」のマル秘テクニックを余すところなく解説している。
金子さんが重点を置くのは、とにかく「食いっぱぐれない」ということだ。そのためにはどうすればいいのか。同書から抜粋すると……
勉強も知識の構築も必要ない。「知のクラウド化」を目指せ!
AKB48の選挙結果を的中させた理由とは?
知識の断捨離、努力しない技術
記憶に残るマインドシェア術
最初からナンバー1になれる分野を目指し、セルフブランディング
仮説思考とスモール・ドゥで、アクティブ・アクション!
AIDMAの肝は、Attention(注意)とInterest(興味)
情報のブラッシュアップと人材の棚卸しで、ビジネスを徹底効率化
スーパー・カスタマー・サティスファクション・・・etc.
こういったポイントを抑えていけば、これから10年を「生き抜く」ことができると金子さんは語る。
踊り場を抜け出せないビジネスマンや悩み多き経営者、就職に悩む学生など、現状を打開するために一度は読んでおきたい。