講談社は、池上彰氏が監修した学生＆新社会人向けの新刊本『政治と経済のしくみがわかるおとな辞典』を2012年3月6日に発売し好評だ。
人に聞けなかったことが一挙解決
『政治と経済のしくみがわかるおとな辞典』
この本は、これまでの「池上本」よりもさらにかわりやすく世の中の仕組みを教えているのが特徴だ。たとえば、政治であれば、三権分立や議会制民主主義などの基本の解説から、政治とカネの問題や市町村合併を行う理由といったちょっと踏み込んだ問題までを。また、経済では、税金の仕組みや控除、株の売買の基本知識という具合に、新社会人としてこれだけは知っておきたい政治と経済、国際情勢のしくみとその裏側をイラスト図解もまじえて解説している。
今さら人に聞けなかったさまざまなことが一挙解決だ。
池上氏はまえがきにこう記している。
「これから加わろうとしている、あるいは自分が帰属している「既存の社会」の成り立ちを知り、自分の役割を知る。そして、「これからの社会」でなにができるかを考える。誰かの喜びを、自分のものと感じられるようになるために、学び返していくこと。そのために本書を活用してもらえれば」
単行本（ソフトカバー）、182ページ。定価1575円。