三井記念美術館(東京・日本橋)では、2012年4月14日から、葛飾北斎生誕250周年を記念して「北斎展」が行われる。ホノルル美術館(アメリカ)所蔵の1万点もの浮世絵コレクションから、葛飾北斎作品のみを厳選したもので、ホノルル美術館としては館外で初めての北斎展となる。代表作「富嶽三十六景」をはじめ、初公開の肉筆画2点を含む160余点を展示する予定で、デビューから最晩年までの北斎の画業を概観できる。
また、サントリー美術館(東京・六本木)では同日から、「毛利家の至宝展」が行われる。毛利博物館(山口・防府市)の特別協力のもと、室町時代の水墨画の巨匠・雪舟等楊(せっしゅうとうよう)が描いた国宝「四季山水図」(山水長巻)の全長を東京圏では10年ぶりに一挙公開するほか、毛利家ゆかりの絵画・工芸の名品を展示する。
会期・入館料などの詳細については、各美術館ホームページまで。