千葉県市原市は、桜や菜の花の名所である飯給(いたぶ)駅前に観光客のための「世界一大きなトイレ」を設置、2012年4月6日から供用を開始した。利用は無料。
同市は約986万円かけて女子トイレと多目的トイレを設置したが、「世界一大きなトイレ」は女子トイレのほうで、周長54m、高さ2mの杉壁に囲まれた約200平方メートルの空間の中央に、カーテンの付いた四面ガラス張りの個室が設置されているというもの。
著名な建築家である藤本壮介さんによって、アートを活用した公共施設設備として、また2013年度に市原市で開催予定のアートフェスティバルと連携し、その一作品と成り得るよう設計されたもので、市原市は同市のホームページ上で「撮影スポットである美しい風景を持つ周辺に対して調和を乱すことのないよう、豊かな自然を取り入れながら、既成概念にとらわれない開放的なトイレ」としている。