イベント感覚で参加できるのがいい
では、同じ出会いの場であることは変わりがないのに、なぜ普段よく耳にする「合コン」よりも「街コン」に参加したいと考えるギャルが多いのでしょうか。じつは、彼女たちは、年に数回行われているギャルサークルやギャル・ギャル男向けイベントに行き慣れている「下地」があり、「街コン」というものにも抵抗がなかったのです。
普段、ギャルたちが参加する主なイベントは、全国のギャルサークルが集まり1年の締めくくりとして開催される「D-1グランプリ」、高校生最後の思い出を作る「卒業パーティー」、毎夏行われるイベント「ラブサンシャイン」などが挙げられ、D-1グランプリで出会い交際に至った恋を「D-1ラブ」、次に卒業パーティーで出会い交際に至った恋を「卒パラブ」、はたまたラブサンシャインで出会い交際に至った恋を「ラブサンラブ」と呼んでいるなど、イベントによって実った恋を「表現」する言葉まで生み出されているほどです。
このようなイベントでの出会いは、友達間の限られた出会いだけでなくより多くの人と出会いが期待出来ること、同じ趣味を持つ異性と知り合うのが出来ることなどからギャルにとっても、とても好印象のようです。
つまり、ギャル達にとって「合コン」といった少人数でセッティングされた出会いの場においては、限られた出会いや理想とする出逢いを期待出来ないといったイメージが強いのですが、反対に「街コン」のような大規模に開催されている場となるとイベントに行くような感覚で気軽に参加出来ること、様々な人との出会いに期待が出来そうといったメリット意識が強いと考えられることで、実際に「街コン」に参加してみたいと考えるギャルが多いようです。
私にとっては、「合コン」も「街コン」もどちらも出会いの場としての印象が強いのですが、イベント好きなギャルだからこその意見なのではないでしょうか。
GRP編集部 ミリにゃん