簡単に付けられて消したい時に消せるシールタイプの「タトゥーシール」やタイツにタトゥーの柄が入った「タトゥータイツ」などなど…。
現在、ギャルファッションでは「タトゥー」ブームが到来しています。
このようにタトゥーをファッションアイテムとして取り入れるギャルが急増する中、自分の体に入れるタトゥーに対しては、ギャル達はどういうイメージを抱いているのでしょうか。
「刺青(和彫り)=ネガティブ」「タトゥー=ポジティブ」
タトゥー入れてる?
早速、ギャル達にタトゥーを入れることについてどういうイメージがあるのかを聞いてみました。
『刺青って言うとガッツリ和彫りみたいなイメージがあって少し抵抗あるけど、タトゥーはファッション感覚!』
『大好きなあゆや安室ちゃんとかが入れててカッコイイって思う!』
『ウチはまだ17歳だから、今はタトゥーシールで我慢!18歳になったらニコール・リッチーみたいなタトゥーを足首に入れる予定』
このような意見が多くあり、「刺青(和彫り)=ネガティブ」「タトゥー=ポジティブ」といったイメージがあること、また、タトゥーを入れることに対してギャル達の中ではオシャレ・カッコイイ・ファッションの一部といった感覚で受け入れられていることが分かりました。
更に、現在の日本ではタトゥーを入れることが出来るのが基本的に18歳以上の年齢と定められていることから、タトゥーに憧れているギャルは18歳になったら入れたいと今から計画を立てているようです。
タトゥーを入れていないギャル達の意識はこのようでしたが、実際にタトゥーを入れているギャル達の声はこのようなものでした。
23歳・ギャルママ
『子供と夫の名前を英文で腕と腰入れた。次は自分の名前にちなんだデザインのタトゥーを入れたい』
25歳・大人系ギャル
『ウチは足首にアンクレットのようなアクセサリーをしているデザイン!1時間1万円前後の施術代が相場かな?』
21歳・アパレル系ギャル
『耳の後ろに星のワンポイントタトゥーを1万円くらいで入れたよ!』
このような意見から、タトゥーを入れる部分に関しては、腕・足首・腰・耳の後ろといった場所が人気のようで、水着を着た際やサンダルを履いた際にチラリとさり気なく見える箇所に入れるギャルが多いことが分かりました。
誕生日がくるごとにチャームのタトゥー追加
そして、デザインは海外セレブや音楽アーティストの影響のせいか可愛らしいデザインよりもカッコイイデザインがギャル達の中では主流のようで、中でもニコール・リッチーが足首に入れている、まるでアンクレットをしているかのような騙し絵風のタトゥーに憧れるギャルが多いようです。
また、気になる値段については、1時間の施術時間で1万2000円前後や名刺サイズで約1万円というギャルたちが美容・ファッション等に使う範囲の金額で、タトゥーを入れるお店の場所に関しては、渋谷・新宿といった声が多くあがりました。
最後になぜ彼女達はタトゥーを入れるのでしょうか?
23歳・ギャルママ
『子供と夫の名前を入れることで、一生、家族と共に生きていくっていう、より強固な決意が出来ました』
25歳・大人系ギャル
『自分の誕生日が来るごとにアンクレット系のデザインタトゥーにチャームのタトゥーを追加していくことで自分が生まれたことを実感しています』
21歳アパレル系ギャル
『小さな星のタトゥーにはこれからファッション業界で輝いてやるぞ!っていう気持ちがこもっている。見る度、頑張らなきゃって奮い立たされる』
このようにギャル達にとっては、ただ単にオシャレ・カッコイイ・ファッションの一部として入れた訳ではなく、「秘められた想い」や「決意表明」などなど…、強い気持ちが詰まっているようです。
ファッション的要素がありながらも、精神的な面で心強く支えてくれる役割を果たしていることが分かりました。
「色々な想いがあって入れている」
ただ、そんな彼女達にも悩みはあるようで、タトゥーを入れていることで世間から偏見があったり、白い目で見られる経験もあるようです。
彼女達は口を揃えて言います。
『ネガティブに決め付けないで欲しい。人それぞれ、色々な想いがあって入れている』
海外と違いまだまだ日本では偏見が強く、否定的な目で見られることが多いようですが、
タトゥー自体に悪い要素はなく、これまでタトゥーが多く在った環境や、もたらしたイメージが影響して今に至っていると思います。
ですが、彼女たちのように強い意志で想いをこめていれば、これから、タトゥーがポジティブなイメージで広く認められて一般化するかもしれませんね。
GRP編集部員ひろ