『ネットで調べ、良かったらダウンロードしてみる』
それは、以下の事象が関係していると思われます。
まず、インターネット、携帯電話、ゲームなどが生活に密になったことで若年層のテレビ離れが加速したことが第一にあります。
テレビを見て情報を受け取るのではなく、自分達の興味あることをネットで探すというスタイルが確立されたことで、ギャル達は音楽に対しても自分の興味あるジャンルのものだけを聴くというスタイルへと変わったことが言えるでしょう。
でも、これらはギャルだけに言えることではなく、一般のティーンにも言えることであると思います。
しかし、このようにテレビの世界からネットの世界へ移行したギャル達は、ストリート(街)でコミュニケーションを取るのではなく、mixiやツイッターなどネットの世界でコミュニケーションを取ることを特に活発にするようになりました。
つまり、ギャル達のリアルなコミュニケーション上での会話にも影響を及ぼしたのだと思います。
分かり易く例えて言うなら、以前まではストリート(街)でのギャル達の会話は以下のように、
ギャルA『この曲知ってる?』
ギャルB『何、この曲!初めて聴いた!』
ギャルA『まじ?知らないの?やばいって!』という会話だったのが、現在はこのような会話へ変わったのです。
ギャルA『この曲知ってる?』
ギャルB『初めて聴いた!』
ギャルA『後で調べて聴いてみて!』といったように、現在では『ネットで調べ、良かったらダウンロードしてみる』といったように会話へと変化したのです。
だからこそ、ストリート(街)でのコミュニケーションが盛んだった当時のギャル達ように、知らない情報にそこまで敏感ではないのとともに「知らなきゃヤバイ」という考えが生まれないことで、当時のギャル達のように、自らがCDショップやレンタルショップに足へ運んで調べるといったことはなくなりつつあるのでしょう。