日本人女性観光客は「ゲンキンな女」!? 「高額紙幣の持ち歩き」「少額決済に高額紙幣を使う」

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   クロス・マーケティングは海外5地域(ハワイ、パリ、ローマ、ソウル、香港)の在住者20~69歳の男女、各国200 人(計1000人)を対象に、「外国人の日本人女性観光客に対する意識調査」を実施し、その結果を2012年2月29日に発表した。分析は、日本人女性を他アジア人女性と「(大抵)区別できる」と回答した人(620サンプル)で行っている。「外国人の日本人女性観光客に対する意識調査」の詳細はこちら(http://www.cross-m.co.jp/report/report.html$/id/26106/)。

「防犯への意識が低い」ハワイ、パリ、ローマで40~50%超

日本人女性観光客へのイメージ
日本人女性観光客へのイメージ

   調査から明らかになったものの一つに、いずれの地域においても、「日本人女性観光客に対して持つイメージが総じて「良い」というものがある。「良い」「良くない」で大別すると、5地域すべてで、「良い」との回答は87.4%(ソウル)以上に上り、ハワイに至っては100%だ。これは日本国民にとってうれしいことだが、喜べない結果も出ている。日本人女性観光客の防犯への意識だ。彼女たちの「防犯への意識が低い」と見ている割合は、ソウル・香港といったアジアでは20~30%にとどまるが、ハワイ、パリ、ローマでは40~50%超と高い。つまり、日本人女性観光客の防犯意識は、特に欧米人からは低いと思われているのだ。

   そうした結果を裏付けるものとして、「現地犯罪意識の低さ」や「貴重品の管理・持ち歩き」、「現金での支払い」といったものが挙がっており、その関連でいえば、日本人女性観光客に対し「変」だと思う行動として、ハワイでは「高額紙幣を多く持ち歩く」が最上位に。また、「変な買い物行動」では各地域共通で「ブランド品を買い漁る」との回答が上位を占めており、それ以外ではハワイおよびパリで「少額決済で高額紙幣を出す」が、また、ソウルでは「レジでの支払いに手間取る」がそれぞれ回答として目立っている。

   ちなみに、旅行綜研が、団体旅行添乗員を対象として2011年12月から2012年1月にかけて行ったアンケート調査によると、日本人観光客が持参した現金の最高額は「10~30万円」(27%)が最も多かったものの、「30~50万円」「50~99万円」「100万円以上」も20%前後と、決して少なくないことが分かった。

   17年の国際線客室乗務員経験がある人材育成トレーナー・美月あきこさんは、海外旅行のマナー術として、次のようにコメントしている。

   「海外のブランドショップの店員によると『日本人は荷物が大きい、興味もない商品でも何でも触ることが好き、集団で入店するから店員が対応しきれない』とのこと。また、支払いの際にも嫌われる振る舞いがあり、特に、少額支払いの場合、現金を利用しよとし、もたついてレジをふさいでしまうというのです。その点、クレジットカードならスマートに決済できて、レートも手数料もお得なので、私はいつもカード決済です」

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