900メガヘルツ帯の一部がソフトバンクモバイルに割り当てられることが2012年2月29日、総務省・電波監理審議会より認定された。900メガヘルツ帯は、電波が遠くまで届きやすく、建物などの障害物にも強いことから、携帯無線通信において最適な「プラチナバンド」と呼ばれている。
すでにプラチナバンドを割り当てられていたNTTドコモとKDDIに比べ、建物内や山間部では電波が送受信しにくくなりやすい2ギガヘルツ帯の周波帯を主に使用していたソフトバンクは、以前から「電波がつながりにくい」との指摘をユーザーから受け続けてきた。
今回の認定を受け、3月1日の会見でソフトバンクの孫正義社長は、「今日はもううれしくて、立ってるだけで笑みが出てしまう」と喜びをあらわにしていたが、これまでつながりにくさに困っていたユーザーにとってもこのニュースはありがたい知らせだったようだ。
ツイッター上ではユーザーによる、
「ユーザーとしても嬉しい限りだ」
「信じて待っていた甲斐がありました」
「これでキャリア変更しなくてすむ!」
といった喜びのツイートが散見されたほか、ソフトバンク以外のキャリアのユーザーからも
「SB乗り換えを検討しよう!」
「プラチナバンドはソフトバンクか~ そろそろ本格的に乗り換え考え時かも」
「こりゃ、年内中にドコモがiPhone出さないなら、乗り換え確定だなー」
といった内容の書き込みが見られる。その他掲示板などでもどうするかで大激論が勃発中。これでソフトバンクがドコモ・auと肩を並べることになると捉え、真剣にキャリアを見直す人が現れ始めてきている模様だ。