誰の前でも恥ずかしがらずに笑顔
では、なぜ現代のギャル達はここまで卒業アルバムの個人写真に対し、ここまでしてでもこだわりを持つのでしょうか。
ギャル界を10年見てきた、私はこう分析します。
【その1】現代のギャルは写真撮影に慣れている。
これはこれまでにも何度もお伝えしておりますが、ブログやSNSなどで、自撮りした写メをアップしていることが関係しており、多い子では、ブログ用として、1日に50枚近くの写メを盛れるまで撮る子もいます。だからこそ、1枚の個人写真に掛ける思いも人一倍強いのだと思います。常に盛りを極めるギャルだからこその思いと言えるでしょう。
【その2】写メやカメラに慣れているからこそ、誰の前でも恥ずかしがらずに笑える。
ウェブを通し常に自分のことを公表することに慣れているからこそ、写メやカメラにも抵抗がありません。だからこそ、その場に誰がいても恥ずかしがらずに笑え、同様に自分が盛れる角度を指定してでもキメの角度で撮りたいのだと感るのだと思います。つまり、現代のギャルはそのような行動に対し「キメている」といった感覚は持っていないのです。
【その3】可愛く撮りたい!ということを恥ずかしがらずに言える、思える。
私がJKだった時代では、確かに個人撮影の時は心の中では「可愛く撮れればいいなぁ」という気持ちもありました。ただ、その時には自分でその言葉を発さないのが鉄則でした。つまり、発することで周囲から勘違いしているや自意識過剰といったように思われたくないという感情が強かったのだと思います。つまり、現代ギャルのように思ってはいても、口には出さないというのがルールでした。しかし、現代ギャルは違います。自分が笑顔で可愛く、キメキメで撮ることにも恥ずかしいと思わないのはもちろん「盛って撮りたい!載りたい!」ということも口に出して言えるのが特長です。