漢方でココロもカラダもきれいに
「医食同源」という言葉があるが、「医香同源」という言葉もある。漢方とは単に漢方薬を飲むことだけではない。古くから健康と美容に寄与してきた和漢植物やハーブ。その香りさえ健康と大いに関係あるのだ。実業之日本社の『漢方ビューティー 肌・心・体が巡るツボとアロマの処方箋』(監修・薬日本堂、カガエカンポウブティック、1575円)は、そんな漢方の力で体も心もきれいにしょうという実践の書だ。
肌に塗ったり、香りを吸ったり、風呂で温まったり、様々なレシピが紹介されている。その効能は冷え症、便秘、肥満、花粉症といった体のトラブル、シミ、しわ、たるみといった肌や髪のトラブル、イライラ、不眠、情緒不安定といった心のトラブルまで全般に及ぶ。ハーブと和漢植物の漢方理論がわかる基礎辞典もついている。