クスリで根本的治療はムリ!? 「花粉症」はこうして緩和させる

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   春の訪れとともに花粉症の季節がやって来た。関東南部は3月初めがピークになりそうだが、どう対処するか悩みが尽きない人も多いだろう。そこで今回は、注射や薬に頼らず、漢方などそれ以外の方法で症状緩和に導こうという本を紹介したい。(J-CASTニュースの新書籍サイト「BOOKウォッチ」http//:books.j-cast.com/でも特集記事を公開中)

「寄生虫博士」のアレルギー対策

『子どもをアレルギーから守る本』
『子どもをアレルギーから守る本』

   ぜんそく、アトピー、花粉症・・・アレルギーに苦しむ子どもを見るのはつらい。大和書房からのだいわ文庫『子どもをアレルギーから守る本』(著・藤田紘一郎、650円)は、お母さん向けに書かれたアレルギー対策の必携本だ。

   著者は寄生虫の研究で知られ「寄生虫博士」の呼び名もある。長年にわたり、行き過ぎた潔癖主義が体内の常在菌を減らし免疫力を低下させていると訴えてきた。そうした経験から「クスリは一時的な症状緩和になるが、根本的な治療にはならない」と説く。「お母さんが本気になれば治る」と励まし、「神経質になっていませんか」と問いかけ、アレルギーには「ほどほど育児」が必要と手を差し伸べる。免疫力を上げるご飯や水の飲み方、アレルギーを克服する生活習慣についても丁寧に説明する。

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