ソニーは、フルハイビジョン3Dハンディカム「HDR-TD20V」を、2012年3月9日に発売する。価格はオープンだが、想定実売価格は15万円前後。
3D動画撮影能力が向上
薄いレンズの採用などにより、前機種比で体積を34%、重量を170g削減し、世界最小最軽量を実現した。撮影能力の面でも、最短撮影距離が前機種の80cmから30cmへと短縮したほか、エクステンデッドズーム機能を搭載し、最大12倍ズームが可能になっている。
広角29.8mmのソニー「Gレンズ」を2眼、1/3.91型で総画素数543万画素(有効502万画素)の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」(エクスモア アール)を2枚、独自の高速画像処理エンジン「BIONZ」(ビオンズ)を2個搭載しているので、右目用・左目用の各映像ともに1920×1080のフルハイビジョン映像を記録し、高画質な「ダブルフルハイビジョン」の3D映像を生成できる。
メガネなしで3Dのコンテンツが楽しめる
搭載されている裸眼3D対応の3.5型122.9万ドットの高解像タッチパネルエクストラファイン液晶では、左右の目に届く光の方向を分け、両目に別の画像を見せる「視差バリア方式」を採用し、撮影した3D映像を裸眼で楽しめる。HDMIケーブル(同梱)で接続すれば、3Dおよび2D対応の「ブラビア」などの大画面テレビで高画質な記録映像を鑑賞できる。