いま、フリーペーパーが面白い 「僧侶」「パ紋」「猫」など切り口競う

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猫写真がいっぱい

「ネコメンタリー」
「ネコメンタリー」

   「ネコメンタリー」は、A4を四つ折りにした手のひらサイズのフリーペーパーだ。開くと、その中身は全て「猫」の写真。奥付を除いては一切のキャプションもなく、最新号(Vol.11)では8枚の猫たちの姿を収めている。

   刊行者の松本光央さんは、元々趣味として猫の写真を撮りためていた。休日、カメラ片手に表参道や六本木、西新宿、新大久保、谷中などの団地・公園・路地裏といった場所を散歩しながら、猫の姿を探すという。

   東京・渋谷のフリーペーパー専門店「ONLY FREE PAPER」を訪れたことをきっかけに自分の写真をフリーペーパーとして発表し始め、2011年2月の創刊以来現在まで12号を制作してきた。写真はもちろん、デザインや印刷データ作成、折り加工も全て自分で行う手作りの紙面で、「ONLY FREE PAPER」のほか、喫茶店やカメラ店などで毎号1000部を配布している。11月にはこのフリーペーパーがきっかけとなり写真展も催した。

   松本さんはフリーペーパーの長所について、「タダなので不特定多数の人に気軽に手にしてもらえる」ことに加え、「作り手の思いがストレートに表現されているものが多いのも魅力だと思います」と話している。

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