いま、フリーペーパーが面白い 「僧侶」「パ紋」「猫」など切り口競う

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家紋ならぬ「パ紋」作ります

「パ紋48」
「パ紋48」

   陣内智則さんの「映像ネタ」を手がけることでも知られるグラフィックデザイナー・映像作家の原田専門家さんがネット上で制作しているのが、家紋ならぬ「パ紋」。個人用の「パーソナルな家紋」というべきエンブレムだ。

   Twitterを通じて個人から無料でリクエストを募っており、これまでに470個のパ紋をデザインしてきた。自ら刊行しているフリーペーパー「パ紋48」では、制作したパ紋の一部を紹介している。

   制作の際には相手に「好きなもの」を数種類挙げてもらい、そこからの連想・組み合わせでオリジナルのパ紋を作る。たとえば「プロレスとスラムダンクと鉄男」「サルバトール・ダリとセロリ」「セレッソ大阪と清志郎とまんべくん」といった具合だ。「パ紋48」に並ぶそんなパ紋を見ていると、不思議と依頼人のパーソナルが見えてくるような気がしてくる。

   原田さんはパ紋を、自分の好きなもの、個性を相手に伝えるきっかけとなる「コミュニケーションツール」だと話す。目標は世界人口と同じ、70億個のパ紋を作ることだといい、「まだまだ全然足りていない」。今後もパ紋作りを続け、また2か月に1回のペースでフリーペーパーとしてもまとめていくという。

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