本格的な花粉飛散の時期を迎えようとしているが、アレルギーをお持ちの方々は今季の対策をいかがされるだろうか。今回紹介するのは、花粉症対策として、いま注目されている商品3点で、いずれもかなりこだわりが感じられる。
3つの高性能フィルターで車内空気を洗浄
花粉症を発症する人は年々増加中というが、発症させないためには「花粉を体内に取り込まないのが一番」で、そのためのアイテムとして空気清浄機の利用が増えている。その傾向は室内にとどまらず、車内にも範囲を広げている。中でも人気を呼んでいるのがフィリップスから発売されている自動車用空気清浄機「Philips GoPure(フィリップス ゴーピュア)」(オープン価格)だ。
この商品の最大の特長は、強力な吸引力と3つの高性能フィルターによって車内の空気を清浄する点にある。プレフィルターは空気中の花粉やアレルギー物質、ペットの毛などを、また、HEPAフィルターはマイクロメーター(1000分の1ミリ)レベルの有害な微粒子を1時間で99.9%除去する。残る1つ、HESAフィルターは、ベンゼンやアセトン、ホルムアルデヒドといった有害な化学物質を取り除く。
空気の汚れ具合によって自動的に洗浄のエンジンを変化させるなど機能性にも富むが、シガーソケットに装着するだけの簡単設置、フィルター交換で長期間使用可能といった利便性にも優れている。黒を基調にしたシンプルなデザインであるのも車内インテリアにマッチしやすい。
花粉を99.9%も除去する高性能の自動車用空気清浄機GoPure。花粉シーズンのドライブにぜひチェックしておきたい商品だ。
ファッション性に富む花粉症用メガネ「JINS 花粉Cut」
花粉は鼻や口だけではなく、目からも入り込む。花粉の飛散が本格化すると、マスクに加え、花粉の飛入を防ぐメガネやゴーグルをかけて歩いている人をよく見かける。ただ、デザイン的には「?」というものが多いように思われるが、ジェイアイエヌが2012年1月30日に全国のアイウエアショップ「JINS」で発売した花粉症用メガネ「JINS 花粉Cut」(2型・4色、価格3990円。4990円追加で度付きに変更も可能)の評判がいいようだ。軽量で弾力性、復元性にもすぐれたフレームを使用しているため疲れにくい。また、UVカット機能付きレンズを装備し、紫外線対策も万全だ。そして、なによりスタイリッシュ。「JINS」ならではのシンプルかつ洗練されたデザインノウハウでフォルムにこだわっているので、ファッションにこだわる若い層も手が出しやすい。
最後に紹介するのは、ハイピース(福井・丹生郡)の季節限定商品として2012年1月に発売された「べにふうき緑茶」(希望小売価格131円)。一般的な緑茶に比べると少し苦みがあるものの、しっかりとした味わいがあり、茶葉のすがすがしい香りが特長だ。
「べにふうき」は、農林水産省の野菜・茶業試験場(現・独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構・野菜茶業研究所)が1993年に開発したお茶で、アッサムに近い品種だが、「べにふうき」にはカテキン類の一種である「メチル化カテキン」が含まれており、「メチル化カテキン」はlgE受容体の発現とヒスタミンの放出を抑制することから、抗アレルギー作用があり、花粉症に効果的だといわれている。