【Paris発】失業率9%超で近づく仏大統領選 カギは「自国製品購買」の動きか

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産業グローバル化時代に、"フランス製"の定義は?

スーパーの青果コーナーでもフランス産の表示が目立つ
スーパーの青果コーナーでもフランス産の表示が目立つ

   ただ、"フランス製"と言っても、フランスのブランドで、アジアや旧東欧諸国で生産しているモノがたくさんあるし、生産は国内で行っても、原料は輸入品というモノもある。上記サイトにも、"商品の一部がフランス産ではない会社も紹介しています"との記述があり、"100%フランス製品だけを載せていたら、増える需要に応えられない"と説明している。

   また、去年5月に"フランス産保証"というラベルが登場したが、こちらも、「商品の持つ付加価値の少なくとも50%がフランス由来」、「商品の本質的な特徴がフランスで作り出されたものであること」と何やらあいまいな規定である。

   産業のグローバル化が進む今日、100%フランス製のモノは選択が限られてしまうし、さらに言えば、ルーマニアの工場で製造されるルノー車とフランス国内の工場で製造されるトヨタ車では、雇用創出を考えれば、後者を選んだ方がいいことになる。

   フランス経済にとって本当にプラスになる買い物とは? その選択に消費者は頭を悩ませるばかりだ。

江草由香


【プロフィル】
江草由香(えぐさ ゆか)
フリー・編集ライター。96年からパリ在住。ライターとして日本のメディアに寄稿しながら、パリ発日本語フリーペーパー『ビズ』http://www.bisoupfj.comの編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。趣味は映画観賞。

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