産業グローバル化時代に、"フランス製"の定義は?
ただ、"フランス製"と言っても、フランスのブランドで、アジアや旧東欧諸国で生産しているモノがたくさんあるし、生産は国内で行っても、原料は輸入品というモノもある。上記サイトにも、"商品の一部がフランス産ではない会社も紹介しています"との記述があり、"100%フランス製品だけを載せていたら、増える需要に応えられない"と説明している。
また、去年5月に"フランス産保証"というラベルが登場したが、こちらも、「商品の持つ付加価値の少なくとも50%がフランス由来」、「商品の本質的な特徴がフランスで作り出されたものであること」と何やらあいまいな規定である。
産業のグローバル化が進む今日、100%フランス製のモノは選択が限られてしまうし、さらに言えば、ルーマニアの工場で製造されるルノー車とフランス国内の工場で製造されるトヨタ車では、雇用創出を考えれば、後者を選んだ方がいいことになる。
フランス経済にとって本当にプラスになる買い物とは? その選択に消費者は頭を悩ませるばかりだ。
江草由香