一年生以外では「亀」の面倒も
さてこの"Buddy Bear"の目的を先生に聞いてみたところ、子供たちが自分たちのクラスにおいて自分自身が特別な存在であると感じられるように考えられたものだそう。そして"Buddy Bear"の面倒をみるという責任を果たしながら、それを記録し、一週間がおわった後に、できあがった日記を皆の前で発表することでまたクラスメイトと楽しさを共有させるという目的があるとか。
娘の学校では毎週シェアリング(sharing)と呼ばれる課題があります。それは毎週与えられるテーマに沿って写真や絵を使い、毎朝発表をするのです。自分の発表の曜日は前もって決められていて、そのテーマは自分の宝物のことだったり、長期休み中の思い出話だったり…。ときには与えられた詩を暗唱するときもあります。
またどうして一年生にしか"Buddy Bear"はないのかというと、他の学年になるとクラスのペットとして亀などの面倒を見るなど別のものがある。"Buddy Bear"は一年生の先生たちによって考えられた特別のものだそうです。
娘の担任は以前コロラド州の小学校に勤務していたのですが、そこでも"Buddy Bear"はいたのかと聞いたら、「なかった」とのこと。アーバインの特別なもののよう。ちなみに学校毎に世話をするぬいぐるみはサイズも形も違います。娘のクラスの"Buddy Bear"は持ち運びしやすいくまなのですが、友人の娘さんが通う学校は両手で抱きかかえなければ運べないほどの大きな"Buddy Bear"でした。
こんなかわいらしい当番なら私もしたかったかも?
野村香奈