205万人を動員した今年のさっぽろ雪まつりは、2012年2月12日に無事閉幕した。寒さが一時緩み、雪像が壊れるなどのハプニングもあったが、その一方で話題になったのがスキージャンプ台での「雪の中でのラグビー」選手権だ。当選手権は「ジョージア『男ですいません。冬。』in さっぽろ雪まつり」のイベントで企画されたもので、アントニオ猪木さんをゲストに迎え、まつり会場に特設された巨大ジャンプ台を舞台に2月7日に催された。
24mを駆け上ってトライ!
会場ではスノーボードやスキーの大会に使われる、高さ24m、全長60m、最大斜度39度という巨大な公式ジャンプ台が使用された。この男同士なら分かり合える"前代未聞の男ですいませんな挑戦"に挑むのは札幌の社会人ラグビーサークル「スクラム☆サッポロ」の屈強な男たちで、中にはベンチプレス日本代表という力自慢も。ジャンプ台を駆け上り、頂上に立てられたフラッグを奪い取ったものが優勝だ。
氷点下の寒さの中、アントニオ猪木さんを前に感極まった男たちが上半身裸になって次々と雪の壁に屈すること約3分、ついに1人の参加者の手がフラッグに。熱戦を制した彼には、ジョージア1年分と猪木さんからの闘魂ビンタが贈られた。
猪木が認める男の中の男は…?
応援役の猪木さんは終了後、「寒さには強いから、俺もさっき参加すればよかったかなぁ」とにやり。大会名にちなみ報道陣から、「猪木さんが認める男の中の男は誰ですか?」と聞かれると「アントニオ猪木が認める男の中の男は、アントニオ猪木に決まってるじゃないか!」と即答したが、直後に「いや、でもね。亡くなってしまったけれど力道山とかね。俺らの世代ももうけっこう歳だからね」とかつての師を懐かしんだ。
最後は猪木さんから「男は迷わず無理をしろ!」と格言が贈られ、「男ですいません!1、2、3、ダー!」の掛け声で幕となった。