スペインの磁器ブランド・リヤドロジャパンは、「メトロポリス」コレクションを2011年12月1日から販売している。
ポエティックな未来都市
リヤドロの商品の多くは、人や動物、花などを再現したものが多く、曲線的な美しさやボテッとした陶器の質感に目を奪われることが少なくない。しかし今回のテーマは、タイトルの「メトロポリス」からも分かるように、「文明と自然が融合した未来都市」。同コレクションは、高層ビルを模したシャープなフォルムで統一されており、直線的な美しさが新しい。
とはいえ、無機質な印象にはなっていない。工夫は、磁器の全面に施された細密画の刺繍のような装飾と、ペールトーンの色彩(7色用意)を選んだこと。それによって、シャープな中にも、やわらかな雰囲気を作り出し、絶妙な調和を生み出している。
使い方を考えるのも楽しい。たとえば、高層ビルを模した陶磁器の上部に植物を飾れば、ブランドの意図通り「文明と自然が融合した未来都市」が、自宅リビングや寝室などで完成する。夜にライトを入れてみれば、間接照明のようにも使える。一列に、たくさん並べると、より効果を増すことだろう。
価格は、ベースⅠ(59 x 14 cm)6万8250円、ベースⅡ(38 x 11 cm) 4万5150円、ベースⅢ (27 x 11 cm) 3万5700円、ベースⅣ(20 x 11 cm) 2万6250円、ヴァニティ-ミラー (41 x 27 cm)5万4600円、ボックス (20 x 17cm)4万9350円、ヴァニティ-ミラー(35 x 15 cm)価格未定。