日本では歌い手側に「抵抗」あり
日本でも音楽の力がそれなりに評価されても良いようにも思うのだが、残念ながら歌い手がある政治的色彩を身に纏うことに、まだ抵抗があるようだ。
1984年の大統領選挙でロナルド・レーガンがブルース・スプリングスティーンの「BORN IN THE U.S.A.」を使いたいと打診した時に、スプリングスティーンは即座に断った。もちろんスプリングスティーンの支援していたのはレーガンの共和党ではなく、モンデールの民主党だったのだ。
アメリカのアーティストは、政治的に自分の立場を旗幟鮮明にする。必ずしもそれが良いことであるとは言い切れない気もするが、蝙蝠の様であるよりはましだ。
こんな原稿を、日本の政治指導者選びに付随する原稿として書ける日がいつか来ることを願って、書いてみた。
【収録曲】
1. セカンド・ハンド・ニュース
2. ドリームス
3. もう帰らない
4. ドント・ストップ
5. オウン・ウェイ
6. シルヴァー・スプリングス (* BONUS TRACK)
7. ザ・チェイン
8. ユー・メイク・ラヴィング・ファン
9. アイ・ドント・ウォント・トゥ・ノウ
10. オー・ダディ
11. ゴールド・ダスト・ウーマン
12. ソングバード
(オリジナル・レコード盤とは曲順、収録曲共に多少異なる)
加藤 晋