幸せになりたい?なら「朝ごはん」だ! 脳トレ教授が明かす「幸福度」アップ法

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   2011年のブータン国王夫妻の来日で、「幸福度」という言葉が一躍話題を呼んだ。以来あちこちで「幸福度アップ」のかけ声が聞かれるが、「脳トレ」シリーズで知られる川島隆太・東北大学教授の研究によれば、ある身近で簡単な習慣が人生の幸福度を上げてくれるという。それは「朝ごはん」だ。

朝食を食べる人は「家族の絆」も重視

「脳トレ」シリーズで知られる川島隆太・東北大学教授
「脳トレ」シリーズで知られる川島隆太・東北大学教授

   川島教授の調査によれば、自己採点による日本人の「幸福度」は100点満点で平均65.9点だったが、この結果を「朝ごはんを毎日食べる」人と「食べない」人別に見ると、食べない人の59.8点に対し、食べる人は67.5点と幸福度に明らかな違いが生じた。さらに生活への満足度も、朝ごはんを食べる人は全体的に高い数字を示す。

   また朝ごはんを食べる人に強かったのは、「家族の絆」を重視する傾向だ。たとえば「家族と過ごす時間を大切にできているか」と尋ねると、朝ごはんを食べる人は65.6%が「できている」と答えたが、食べない人では49.1%と16.5ポイントもの差が付いた。「(家族で)一緒に旅行などに出かける」「(家族と)できるだけ話をする時間を持つ」といった項目でも、朝ごはんを食べる人はそれぞれ55.2%、60.9%と食べない人より10ポイント以上高い結果となっており、こうした家族との関係も「幸福度」をさらに引き上げている可能性がありそうだ。

   川島教授は幸福度以外でも、朝ごはんを食べる習慣がある人は「タイムマネジメント力」や「目標達成力」も高いというデータが出ていると語っており、

「朝ごはん習慣を持つことが、学生であれ、主婦であれ、ビジネスマンであれ、自分の生活の質をよりよく保つため、自分が幸せに暮らすためには必須であることが明らかになりました」

として、幸福度向上には「朝ごはん」が不可欠だと結論付けている。

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