コンプレックス商法に遭わないために
「脱毛」「二重まぶた」「脂肪吸引」など外見のコンプレックスを解消すると触れこみ、美容医療を受けさせ、高額の医療費を請求する「コンプレックス商法」をめぐるトラブルが増えている。文芸社の『こっそりと美人三昧、911番』(著・折登岑夫、ロバート・カツヒロ・クレ、1470円)は、雑誌やインターネットに溢れている美容医療の広告に飛び付くのは危険だと医師の立場から注意を呼び掛ける。
著者は2人ともアメリカで開業経験のあるアメリカ形成外科専門医。アメリカの事情も交えながら日本の美容医療の現状を明らかにし、後悔しないための美容医療の正しい受け方をアドバイスしてくれる。これからを受けようとしている人、受けたが結果に納得できない人たちにお勧めの1冊だ。