入れ歯ケアは専用洗浄剤を使って毎日行うことが重要
その他、ニオイの予防・対策を「常にしている」「時々している」という積極的な層に着目すると、体のニオイ全般への予防・対策について、60~70代の高齢者層は、20~30代の若者層に比べて予防・対策への意識こそ低いものの、その一方で、口臭に限った予防・対策では、高齢者層も若者層並みに行っていることが分かった。
今回の調査を受けて、東北大学大学院歯学研究科・濱田泰三教授は、「口にはもともとニオイがありますが、不快と感じる口臭に悩まないためには、歯間ブラシやフロスなど、さまざまなタイプの歯ブラシを使い分けてハミガキを行うとよいでしょう。」と効果的なハミガキの方法についてコメント。ただし、入れ歯使用者にはさらなる注意を呼びかけている。「入れ歯を普通のハミガキ剤で磨くと、配合されている研磨剤により、細かな傷がつき、逆にニオイの原因を増やすことになりかねません。また、毎日入れ歯の洗浄を行わないと、入れ歯の表面にある小さな穴から菌が入り込み、ニオイが取れにくくなります。」とのこと。その対策として、「入れ歯のケアは、入れ歯洗浄剤を使って毎日行うことが重要」とアドバイスしている。