ダルビッシュ有投手が今シーズンからメジャーリーグのマウンドに立つ。どんな活躍を見せてくれるか、今から開幕が楽しみだ。紹介する3冊はメジャーの野球をより深く、より楽しく味わうための手引となるに違いない。J-CASTニュースの新書籍サイト「BOOKウォッチ」https://books.j-cast.com/でも特集記事を公開中)。
日米野球の違いを浮き彫り
日本の野球とアメリカのベースボールは違うものだとよくいわれる。日本の野球は緻(ち)密だが、アメリカは大ざっぱというわけだ。祥伝社新書『メジャーの投球術――日本野球は、もう超えたか』(著・丹羽政善、777円)によれば、そう単純なものではない。アメリカにも「1点を取り、1点を守り抜く」スタイルがあり、ハイレベルなサイン交換もある。本書は豊富なデータとエピソードでメジャーの野球を紹介しながら日米の違いを浮き彫りにする。
「登板間隔中4日、投球数100球」がメジャーの先発ローテーションの大原則だが、その根拠は何なのか。野茂英雄、松坂大輔に続くダルビッシュの活躍を占う知識や情報が詰まっている。知れば知るほどMLBが面白くなること請け合いだ。