日本旅行は、旅行先で鉄道ファンの知恵を借り、秋田の第3セクター「由利高原鉄道」がどんなツアーを今後展開すべきか意見を聞くモニターツアー「鉄道ファンによる、鉄道ファンのための企画会議 in 由利高原鉄道」(2012年3月10日~3月11日)を、2012年2月1日に発売した。
「鉄道ファンの気持ちは、鉄道ファンが一番よく知っている」
由利高原鉄道(鳥海山ろく線)は、秋田県由利本荘市の羽後本荘駅から同市の矢島駅に至る全長23kmの鉄道路線で、国鉄の特定地方交通線であった矢島線を引き継いだ路線だ。地方路線なので、経営状況が厳しく、おばこ姿のアテンダントが乗務する「おばこ列車」や、宇宙戦艦ヤマトのラッピング列車など、さまざまなアイデアを実現し、鉄道ファンを呼び込もうと取り組んでいる。
さらに多くの鉄道ファンに来てもらうために、「鉄道ファンの気持ちは、鉄道ファンが一番よく知っている」と、鉄道ファンと一緒に企画を考えよう、というのが今回のモニターツアーだ。
1日目の羽後本荘到着から2日目の羽後本荘出発まで、由利高原鉄道社員が同行(フリータイムを除く)しているので、直接出されたアイデア(うんちく)が今後のツアー企画の参考になるだけでなく、駅内見学や由利高原鉄道・地元関係者との懇親会など、由利高原鉄道をすみずみまで満喫できるツアーとなっている。
募集人数は30人で、旅行代金は、おとな2万6800円、こども2万1800円。