2012年は「世界大恐慌元年」になる
リーマン・ショックなど、これまで様々な経済見通しを的中させてきた著者による予側と予見の書である。祥伝社から発売中の『「金・ドル体制」の終わり もうすぐ大恐慌』(著・副島隆彦、1680円)は、緊迫する経済・金融情勢を分析し「2012年、世界は金融恐慌に突入する」と予言する。ヨーロッパの大銀行が次々につぶれ、アメリカはユーロ恐慌と心中、世界は「デフレとインフレの合体型」の大恐慌に襲われる。日本への影響としては、円高株安がさらに進む。1ドル=70円割れとなり、日経平均は7000円台から6000円台へ向かい、金は1グラム=8000円を目指すと説く。
巻末に「大恐慌に打ち勝つ日本株51銘柄」が付録として付いている。