【Paris発】日本人ギャルより大和撫子的? フランスのロリータ少女たち

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

フランス男子はロリータがお気に召さない?

サイン会に列を作るロリータ少女たち
サイン会に列を作るロリータ少女たち

   さて、彼女たちの憧れのブランドといえば、アンジェリック・プリティ、ベイビー・ザ・スターズ・シャイン・ブライトなどの日本のロリータ服ブランド。双方ともパリに出店しているが、スカートが200ユーロ程度、ドレスは350ユーロ程度と、フランスの若者向けブランドに比べるとかなりお高め。アンジェリック・プリティ・パリの店員に尋ねてみると、「OLのお客もいますが、リセエンヌ達が、親御さんと一緒に来て、誕生日やクリスマス、成績があがった時のご褒美にとねだって買ってもらうパターンが多いですね」。へそ出し、胸開きのセクシールックよりはプリンセス系の方が安心、という親心も働くのかもしれない。

   一方、フランス男子はロリータルックをどう思っているのだろうか?そういえば、ロリータたちは女子同士二人、三人でつるんでいることが多く、ロリータファッションのカップルというのは見た記憶がない。今回のサイン会で珍しくBF連れのロリータがいた、しかし彼はGパンにダウンジャケットというフツーっぽいいでたち。彼女のロリータ趣向に関しては「僕はあまり好きじゃないよ。特にパリの街を歩くのには向かないね」、とお気に召さない様子。やはり、女子の世界なのかも。

江草由香


【プロフィル】
江草由香(えぐさ ゆか)
フリー・編集ライター。96年からパリ在住。ライターとして日本のメディアに寄稿しながら、パリ発日本語フリーペーパー『ビズ』http://www.bisoupfj.comの編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。趣味は映画観賞。

姉妹サイト