東京・東銀座駅近くにある岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」を訪れた。アンテナショップには人とすれ違うにも袖振り合うような店が多いで、ここはかなり広々として立派な造りだ。
お正月向け「寿」バージョン
この銀河プラザで、毎月の売れ筋ランキング1位を独走しているのが「三陸海宝漬」。釜石の三陸海鮮料理店の「中村家」がめかぶ、いくら、あわびなど三陸の海の宝(魚介類)を秘伝のたれに漬け込んだ商品で、メディアでもたびたび取り上げられている。
人気商品のため品薄らしく、12月下旬のその日は、すでに売り切れていた。店内のあちこちに海宝漬の一人あたりの販売個数を制限するお知らせが張ってあった。しかし同じ売り場に、同じく中村家の「黄金海寿漬」(350グラム、3675円)が売られていた。これは海宝漬のバリエーションで、いくらやあわびが少ないかわりに数の子(アメリカ産)が3本加わっている。海宝漬のお正月向け「寿」バージョンといったもののようだ。
売り場では冷凍状態で、保冷剤入りの銀色の保冷袋に包まれて売っていた。そのなかは約14センチ角、深さ2センチのプラ容器になっている。冷蔵庫で5時間ほど解凍して、食べごろになるという。解凍後の消費期限は5日間。