「今年の漢字」にも選出されるなど、2011年はかつてなく人々の「絆」が見直された年だった。2012年に向けても大勢の仲間と参加できるツアーなど、身近な人との「絆」を見つめなおせるような企画が注目を集めている。
異例の「1組10人」招待
「絆」重視のムードは、年末年始の動向にも大きな影響を及ぼした。たとえばお歳暮では、被災地との絆を打ち出した「東日本応援ギフト」が登場。クリスマスも家族や友人といった身近な人と一緒に過ごす人が多く、ホームパーティー向けの商品が好調な売れ行きを記録した。年賀状も「明けましておめでとう」の代わりに「絆」を強調した文言やデザインが人気だといい、年明け以降も「絆」のキーワードはいたるところで目にしそうだ。
日本マクドナルドが募集している「Big America Dream Tour」キャンペーンも、こうした「絆」を重視した企画の一つだ。2012年1月4日から販売をスタートするハンバーガー「Big America」シリーズと連動し、「グランドキャニオン」「ラスベガス」「ブロードウェイ」「ビバリーヒルズ」といったアメリカを代表するツアースポットに当選者を招待する――とここまではほかのキャンペーンとそう違わないが、なんとツアーに招かれるのは「1組10人」。普通、こうした企画が「ペアご招待」が一般的なのを思えば異例の大人数だ。
担当者「共通の経験から、『絆』再認識して」
担当者は今回のツアーの狙いを、「複数の友達や家族など大勢で、アメリカのスケール感のあるマクドナルドが提供する非日常的な『FAN体験』を経験していただくこと」だと語る。そして大人数での非日常的な体験を通じ、改めて仲間の「絆」を再認識してほしいという。
「たとえば、グランドキャニオンで、友達と一緒に何台ものアメリカンバイクで一列に連なり、荒野を疾走するなど、一生の思い出になるはずです。そして、オープンキャンペーンでのFAN体験を通じて生まれる共通の経験から、新たな発見や『友達』や『家族』といった絆の再認識といったものへとつながっていく、これは決して2人だけのツアーでは経験できないことだと思います」
応募は2012年3月18日まで、マクドナルドのキャンペーンサイト(http://www.mcdonalds.co.jp/beef/bigamerica/)で受け付けている。