【ご当地グルメ食べまくり】草加せんべい「本場の本物」 違いはしょうゆ

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   「本場の本物」――。埼玉県草加市に明治末期から続くという老舗「小宮のせんべい」の包装に張られた小さなシールが、そううたっていた。

   この「本場の本物」というのは、調べてみるとただの宣伝文句ではない。財団法人食品産業センターが審査の上で認定する表示基準で、厳選原料と伝統的に培われた製法でつくられた、選ばれた食品のみに与えられる「勲章」だとのことである。

厳選原料と伝統的に培われた製法

味くらべ7枚のうち、左からすみ衣(のりはり)、ごま吹雪、夕なぎ(えび入り)
味くらべ7枚のうち、左からすみ衣(のりはり)、ごま吹雪、夕なぎ(えび入り)

   草加せんべいで認定を受けている店はほかにもあるが、販売するせんべいすべてが「本場の本物」認定を受けているのは、ここだけなんだそうだ。

   そんな小宮のせんべい全7種類(期間限定品を除く)が一枚ずつ入っている「味くらべ」(600円)を取り寄せた。お試し用で、ちょっとお得なんだそうだ。店舗では以前から売られていて好評だそうだが、最近になってネットでも販売を開始したという。通常送料は740円(関東ほか)から、となっている。 

   天日干しと手焼きという伝統の製法にこだわっているという小宮のせんべい。一枚一枚形が異なっていて、色はこんがりときれいなきつね色をしていて、見るからにおいしそうだ。

   もっともシンプルなかたやきせんべいの「沖の石」は、一番人気の定番商品だという。せんべいには、やたら塩っぱく、しょうゆくささが鼻についたり、べらぼうに固かったりするものがあるが、これはその対極にある。歯ごたえは違和感のない適度な固さで、食べやすく、かんだ瞬間から、しょうゆのにおいが甘く香ばしく広がった。

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