だんだんキャラが崩壊していった「アフレ湖」
「アフレ湖」は、10秒ほどのシュールな映像に、出演者が適当にセリフ・ナレーションを付け合ういわば「大喜利」的なコーナーだ。このコーナーこそ「本編」というファンもいるほどの人気だが、その舞台裏についても尋ねてみた。
――きっかけは?
福原「アフレ湖は従来のアニメにはないコーナーとして、石舘さんに提案を受けました。声優さん・製作者の挑戦企画としてやっています。結果、失敗(火傷?)してもかわいらしいと思えるあたり、新たな発見がそこにはありました」
――収録はどのような形で?
福原「アフレ湖もプレスコ収録ですが、映像を見てアフレコするというスタイルです。映像自体は声優さんに当日見せ、他の声優さんが何を言うのか分からない、アドリブ頂きますよ、という状態です」
――アドリブが飛び交い、出演者の「素」が出ている「アフレ湖」ですが、何か指示などはされていますか?
石舘「ピクピクはできるだけキャラを崩さず、ピクピクが言いそうなかわいくて素直なことを意識してほしい、とお願いしました。シルシルは映像に声を当てる時、半々くらいでシルシルの声を意識してほしい、とお願いしました。トーク部分もできるだけシルシルの声で、ただし吹き出しちゃったときなどは気にしなくていいです、とお願いしました。コロコロは映像に声を当てるときは毎回キャラが変わっちゃっていいです、とお願いしました。そのために顔つきが変わる設定にもしたので(笑)。一応、三者三様でキャラと素の中間を楽しめるように考えてみました」
福原「基本的に(アフレコ後の)受けのトークはキャラクターでと演出していましたが、2回目、3回目と収録を重ねる毎に良い具合に崩壊していきましたね(笑)」