「ぐだぐだ」な低予算アニメなぜ人気?「gdgd妖精s」制作者の隠された狙い

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

台本は当日渡し、ほぼ一発撮り!

左からコロコロ、ピクピク、シルシル。全編3Dの本作だが、表情部分のみは2Dアニメで制作。親しみやすいかわいさを目指した (C)2代目gdgd妖精s
左からコロコロ、ピクピク、シルシル。全編3Dの本作だが、表情部分のみは2Dアニメで制作。親しみやすいかわいさを目指した (C)2代目gdgd妖精s

   本作の登場人物は妖精の森に暮らす、素直なピクピク(演:三森すずこさん)、自由奔放なシルシル(演:水原薫さん)、ミステリアスなコロコロ(演:明坂聡美さん)の3人だ。彼女たちのやりとりが番組の大きな魅力となっているが、収録現場はどんな様子なのか。

――3人への演技指導は?

石舘「水原さんにはキャラ演技のお願いとして『日下部みさお(※「らき☆すた」で水原さんが演じたキャラ)をギャルにした感じで』というオーダーをさせていただきました。三森さんには『真面目で女の子っぽく、極端な話「ちびまる子」のたまちゃんです』とお願いしました。明坂さんには『表面的には綾波レイ(※新世紀エヴァンゲリオン)や長門(※涼宮ハルヒの憂鬱)の延長上のキャラだけど、さらに一癖ありそうな感じで』とお願いしました。そして、それ以上は細かく言わないので自由に膨らましてやってください、と。3人とも想像を遥かに越える仕事をしてくださったので、とても感謝しています」

――収録はどのような形で?

石舘「収録は全編プレスコ、台本当日渡しのほぼ一発撮りです。時間が無かったこともありますが、ローポリにアナログ感を与えたかったのでライブ感を大切にした結果でもあります。あえて多少のイントネーションミスや甘噛(が)みはそのまま使わせていただいています」

――現場の雰囲気は?

石舘「基本的には時間に追われてましたね(笑)制作側の準備不足も多分にあり……。ただそんな中にも、なんだか全体的に『すごく型破りなことをしている!』というワクワク感みたいなものはあったような気がします。追われているにもかかわらず笑いは絶えませんでした」
姉妹サイト