文芸社は2011年11月18日、『検証 大震災の予言・陰謀論 "震災文化人たち"の情報は正しいか』(ASIOS、アンドリュー・ウォールナー著、256ページ、定価1470円)を発売した。
震災後に溢れた「陰謀論」の数々を調査
3月11日の東日本大震災発生以来、デマや陰謀論など数々の怪しい情報が飛び交ったことは記憶に新しい。震災は地震兵器「HAARP」による攻撃だ、ヒマワリが放射能を消す、震災を予言した人物がいた……など、いちいち挙げればキリがない。
本著は「超常現象の懐疑的調査のための会」、通称ASIOS(アシオス)のメンバーである寺薗淳也氏、ナカイサヤカ氏、長澤裕氏、原田実氏、本条達也氏、皆神龍太郎氏、山本弘氏、横山雅司氏らが、こうした「予言」や「陰謀論」の数々を検証したものだ。
「海外の専門家」に騙されるな
さらに本著では震災後、原発問題について活発に言及している武田邦彦氏、小出裕章氏、田中優氏といった「震災文化人」についても、その発言を慎重に調査する。また「海外の専門家」と呼ばれる人々にも、実は怪しい人物が少なくないことを指摘する。
そんなASIOSのメンバーが12月16日の昼12時30分から、J-CASTニュースがユーストリームとニコニコ動画で提供する番組「J-CAST THE FRIDAY」(https://www.j-cast.com/trend/friday/main.html、アーカイブあり)に生出演する。陰謀論を信じてしまう人々の心理、だまされないための方法を解説してくれる。