累計49万部販売、読み聞かせに最適テキスト
次は、ベストセラー『声に出して読みたい日本語』を幼児・低学年向けの朗読用テキストとして編集された画期的シリーズ、草思社『子ども版 声に出して読みたい日本語』(全12巻、編著・齋藤孝、定価各巻1600円)を紹介したい。1巻『どっどど どどうど 雨ニモマケズ/宮沢賢治』(絵・下田昌克)から12巻『秘すれば花なり/名言』(絵・金子美和子)まで揃った同シリーズは、累計で49万部を売り上げており、楽しみながら国語力や読解力がアップする教育効果絶大の「ツール」として話題を呼んでいる。2011年9月上旬には全巻重版となり、その注目度はさらに高まった。
『どっどど どどうど 雨ニモマケズ/宮沢賢治』のレビューには、こんなものがある。
「この本は、音読することでその価値がわかる楽しい本です。 子供に読み聞かせする用として購入したのですが、同時に、大人である自分も日本語の美しさを感じさせてくれる所があり、大変楽しめます。 挿絵のバランスもよくとてもよい本だと思います」
子どもたちのすこやかな成長はすべての親にとっての願いだ。名作や俳句、古文、落語・口上などから構成したこのテキストは、そうした成長の大きな助けになるに違いない。