高齢化進む缶コーヒー市場に変化を
同時に「ジョージアクロス」には、「積極的に新しい価値開発へチャレンジしていく」というジョージアの決意が込められている。
缶コーヒー市場では近年、消費者の高齢化が少しずつ進んでいる。若者の心をつかむためには、従来の「ジョージア」の枠に留まらない「新しい顔」が必要だ。「コーヒー×抹茶」という意外な試みは、そうした問題意識から生まれた。「新しい味わい」だけにネット上、たとえばTwitterやFacebookでも賛否含めさまざまな反響が起こっているが、島岡氏は、「『好き』の反対は無関心だと考えています。『嫌い』という反応も、(商品に)気づいて試してもらえたからこそ」と前向きに受け止める。
今後、店頭や自動販売機など、さらに販売は拡大していくとのことで、島岡氏は、
「『ジョージアクロス』で、缶コーヒーナンバーワンブランドとしてのジョージアの新しい顔をわかっていただけたらと思っております。今後、第2弾・第3弾を考えていく中で、新しい挑戦を続けていきたいと思っておりますので、ぜひ期待していただきたいと思います」
と意欲をみなぎらせた。