コーヒー×抹茶、ただ混ぜたわけじゃない―「ジョージアクロス」が生む新しい風

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   「コーヒー」と「抹茶」の融合――ありそうでなかった新しい缶コーヒー「ジョージアクロス 和-STYLE」(2011年11月14日発売)が話題を呼んでいる。コーヒーの味わいに宇治抹茶が薫るインパクト満点のユニークな製品だが、その狙いはどこにあるのか。

これまでの「ちょい足し」とはちょっと違う

「ジョージア」グループのシニアマネジャーを務める島岡芳和氏
「ジョージア」グループのシニアマネジャーを務める島岡芳和氏

   近年、既存の製品同士を掛け合わせることで、新たな価値を生み出した製品が相次いでヒットを飛ばしている。テレビなどでも話題の「ちょい足し」もその一例だ。

   その中でも「ジョージアクロス」はちょっと違う「掛け合わせ」製品だ。日本コカ・コーラで「ジョージア」グループのシニアマネジャーを務める島岡芳和氏は、「モノとして掛け合わせるのは、いろんなモノでできると思いますが、それを組み合わせることで新しい体験をしてもらうということをブランドのメッセージとして込めているのは、『ジョージアクロス』だけだと思います」と、単に2つのモノを「掛け合わせた」のに留まらない意義を強調する。

   「掛け合わせたことによる物理的な訴求ではなく、その体験によって自分の新しい発見であったり、自分なりの価値を提供していく」――それが「ジョージアクロス」からのメッセージだ。

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