料理レシピのソーシャルブログ「タベラッテ」によるタベラッテ研究所では、20代~50代の男女2156人を対象に「健康食ブームに関する実態調査」を実施した。
およそ3人に1人が「健康志向」
高齢化や政府の取り組みなどもあり、近年急速に広がりを見せる「健康食ブーム」。今回の調査でも、全体の3分の1近くが「健康的な食事を摂ること」を心がけていた。
ところが健康に良くないとされる「ジャンクフード」を食べる頻度を尋ねると、「健康的な食事を摂ること」を心がけている人の46.2%が週に1回以上、さらに43.7%が月に1~2回程度と答え、「健康食」派の9割近くが月に1回以上のペースでジャンクフードを食べているという意外な結果となった。
そのほかの「高カロリー食」についても、「健康食」派の6割近くが「週に1回以上」口にしており、近年急速に広がる「健康食」志向の中身は意外と「ゆるい」ようだ。
キーワードは「プラマイゼロ」
一方で78.8%の人は週に3~4回以上「健康食」を食べており、また半数近くの人は「日に1回以上」という高頻度だった。こうした数字からは、多くの「健康食」派の人々がジャンクフードや高カロリー食を無理には我慢せず、逆に「健康食」を摂る頻度を上げることでプラスとマイナスのバランスを取る――いわば「プラマイゼロ」で「健康的な食生活」を実現しようとしている、という意識が見えてきた。
タベラッテ研究所では今後も「タベラッテ」参加ブロガーとともに「食」に関する議論や調査を行い、その結果をメディアに発信していくという。