草思社から2011年9月に出版された『TOKUGAWA15 徳川将軍15人の歴史がDEEPにわかる本』(著・堀口茉純、240ページ、定価1260円)が話題だ。すでに4刷出来、Facebookで展開されている「TOKUGAWA15判定」アプリにも30万人以上がアクセスしている。
「トラウマ将軍」「エンジェル将軍」「Mr.ロンリーナイト将軍」…
家康から慶喜までの歴代将軍15人にクローズアップ、その人物像に迫った一冊――というと堅苦しい本のように思えるがさにあらず。将軍たちの素顔に「トラウマ将軍」(初代・家康)、「エンジェル将軍」(7代・家綱)、「Mr.ロンリーナイト将軍」(9代・家重)といったユニークな角度から切り込み、「実はブサイク」「13歳まで一人で眠れなかった」「影が薄い」「ガチョウ大好き」「お菓子大好き」といった笑えたり、時に切なかったりするエピソードをたっぷり掲載している。著者自ら手がけた将軍たちのイラストも、史実を忠実に再現していながら、なんとも個性的なルックスばかり。思わず将軍たちへの親しみが沸いてくる。