花王は「乳児の肌の乾燥 実態調査」の結果を発表した。調査は乳児を診察することの多い皮膚科医100人と乳児を第1子に持つ新米ママ400人を対象に2011年10月5~8日、インターネットを通じて実施した。
皮膚科医95%、乾燥原因に「衣服の刺激」
それによると、皮膚科医の74%が乾燥肌の赤ちゃんが「増えた」と実感している。 乳児の肌が最も乾燥しやすい季節は「冬」が84%で最も多かった。
新米ママは「空気の乾燥」(76.5%)、「気温や気候」(71.3%)など、季節の変化が赤ちゃんの乾燥肌の原因と考え、「おしりを清潔に保つ」「スキンケアローションやクリームを使う」(どちらも63.0%)など、何らかの乾燥防止対策を実施していると答えたのは97.5%に上った。
それにもかかわらず、94%とほとんどの皮膚科医は、親が赤ちゃんの乾燥肌をケアしないと感じているようだ。皮膚科医の95%は、「衣服の刺激」も赤ちゃんの肌の乾燥に「影響する」と回答しているが、乾燥の原因として「衣服の刺激」をあげていたママはわずか26.3%。赤ちゃんの肌ケアに認識のギャップがあることが分かった。