スマホ普及で広まる「通話アプリ」 異なる通信キャリア間で「無料電話」も

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   2011年10月、KDDIとソフトバンクモバイルからiPhone4Sが発売され、話題となったことに象徴されるように、近年スマートフォンが急速に普及してきている。スマートフォンというと、データ通信機会の増加に注目が集まりがちだが、利用者の通話に対するニーズは衰えていないようだ。

   そうしたスマートフォンの利用で気になるのが通話料金。そんな中、高額になりがちな通話料金を節約できるということで、注目を集めているのがスマートフォン向け「通話アプリ」だ。異なる通信事業者(キャリア)間でも、アプリ同士であれば無料となることが人気を集め、ダウンロードする人が増えている。

実は通話もしたいスマホユーザー 高料金が通話欲求の弊害に

通話料金をどれだけ節約できたかも見られる
通話料金をどれだけ節約できたかも見られる

   調査会社アイシェアは2011年10月27日、スマートフォン利用者を対象とした通話に関するアンケート結果を発表した。1209人から回答があり、10分以上の通話をすることが「ある」と答えたのは55%と半数を超えた。相手は未婚者が「恋人」、既婚者は「配偶者」が最も多かったという。

   通話をしたい時間帯は「21時台」が18.8%でトップ。KDDIやソフトバンクモバイルは、同じキャリア間であれば1~21時に通話料金が無料となるプランがあるが、無料通話時間外である21時台に、「電話したい」という欲求が最も高いことがわかる。

   その一方で、調査では、通話時間を気にしてメールなど別の手段で連絡することが頻繁、あるいはたまにある、との回答が8割を超えていた。通話料が安くなればもっと電話で話したい、と望む利用者が多く、通話料金が通話欲求の障害となっている実態が浮き彫りになった。

   そこで、注目されるのがスマートフォンで使える「通話アプリ」だ。通話アプリとは、インターネット網を利用して、無料もしくは格安で通話が可能な「IP電話」のことを指す。お互いのIDなどを通して、無料通話ができる「スカイプ(Skype)」や「バイバー(viber)」などが有名だ。

姉妹サイト