「うち」→「ぅち」
「あたし」→「ぁたし」
「ありがとう」→「ぁりがとぅ」
「だよ」→「だょ」
といったように、友達や彼氏とメールをする際に「あ」や「う」、「よ」などを小さくする、通称「ぁぃぅぇぉ文化」がギャル達の定番となっていました。
『多すぎるとうっとうしいし、読みづらいかなぁって思う』
もちろん、私もその一人で小文字を駆使しながら、仲良しの友達や家族などへメールをしたものです。
しかし、ここ最近ギャル達とメールをしていると気付いたのですが、現代ギャル達の間ではメールに平仮名の小文字を使う現象は見受けられなくなってきたようです。
では、なぜあれだけギャルの間で大ブームとなったギャル文字を、現代ギャル達は使わなくなってしまったのでしょうか。
早速、ギャル達に「ぁぃぅぇぉ文化」についての調査を行うとこのような意見を聞くことが出来ました。
『一昔前のギャル文字って感じで今使うとダサイ!』
『多すぎるとうっとうしいし、読みづらいかなぁって思う』
『みんなが使ってるから、もうギャル文字じゃない!』
このような意見を聞くことが出来、以前、ギャル達の中で大ブームとなった「ぁぃぅぇぉ文化」は、ギャル達の中で、既に一昔前に流行ったモノだと認識され、更には使い過ぎると「うっとうしい」というマイナスな印象を現代のギャル達が抱いていることが分かりました。
「○○だよぉ」は「○○だよお」に変換
しかし、調査を続けるうちに、「ダサい」、「古い」といったイメージを持たれてしまったギャル文字がここ最近、ある進化を遂げたギャル文字文化がブームとなっていることが分かりました。
では、そんな現代ギャル達がメールやブログで使っている現代版ギャル文字とは一体どのようなものなのでしょうか。GRP編集部に遊びに来たギャル達のメールを見せて貰うと…。
『「○○だよぉ」って文字は「○○だよお」って変換してる。小文字にするんじゃなくて、逆に大きくする!』
『「だったぁ」って文字の「ぁ」は、「あ」にする!「だったあ」みたいな感じでね!』
『まぁを「まあ」にしたり、「じゃん」を「じやん」にするよ!』
といった意見を聞くことが出来、通常ならば小文字に使うところを、現代のギャル達はあえて大文字のままにしている傾向が見受けられることが出来ました。
理由としては、小文字をあえて大文字にすることで可愛さアピールに繋がるといった意見が多かった他、時間がない時や急いでいる時など絵文字や顔文字を使えるタイミングがない際に使用すると文字だけでも愛嬌があるように見えるといった意見でギャル達はこの語尾強調型の文字を駆使しているようです。
また、現代ギャルの間にとって、以前流行となった小さい文字を駆使する「ぁぃぅぇぉ文化」は古くてダサいイメージが先行していることで、現代ギャルのような語尾強調型のメール文を使うことで「新鮮」且つ、周りのギャルではない一般の女の子と「差別化」することが出来、更に、「女の子らしさ」をアピール出来ると認知されていることも分かりました。
と言うのも、「ぁぃぅぇぉ文化」がギャル達を筆頭にブームとなり、一般的の女子高校生にも使用される機会が多くなったことで、ギャル独自の文化として受け入れられなくなったことが最大の理由だと言えるでしょう。
常に新しいモノを発信したい!周りと差別化していきたい!このように思う、ギャル達だからこそ、この「ぁぃぅぇぉ文化」のブームは終焉したのだと考えられます。
もちろんTPOによって使い分けるのが大前提のようですが、みなさんはこのようなギャル文字をどう思いますかあ?
GRP編集部員 ひろぽん