洋風コスプレでは「マクロスF」に「ヱヴァ」「ヘタリア」が人気

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   「コミックマーケット」(コミケ)の「コスプレ広場」は、昼過ぎから着替えを終えたコスプレーヤーたちで大混雑となる。人気を集めたのは、アニメが大ヒットした4コマ漫画作品の『けいおん!』(K-ON!)。廃部寸前の軽音楽部で4人の高校生たちがガールズバンドを組み、ゼロから音楽活動を行っていくストーリーで、09年4月から深夜帯でテレビアニメの放送が開始されると、社会現象化して大きな反響があった。

「マクロス・フロンティア」の設定は西暦2059年

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   劇場版が公開された「マクロスF」も人気がある。2008年4月から08年9月までTBS系列で放送された。宇宙を旅する超長距離移民船団「マクロス・フロンティア」の物語の年代は『超時空要塞マクロス』から50年後、『マクロス7』から14年後の西暦2059年という設定。

   「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」は、相変わらず人気が高い。『コスBON』Fantasy(音羽出版)では、この秋から浅間山の麓にある火山溶岩の芸術といわれる『鬼押し出し園』でのコスプレイベントを開催している。浅間山は「ヱヴァンゲリヲン」のヤシマ作戦が展開された発祥の地。早くも注目してレイヤーたちが押し寄せている。

ダメな日本人も登場

   さらに「ヘタリア」などのコスプレも多い。世界史をモチーフとし、世界の国々の風俗などを模した国擬人化歴史コメディ。だめなイタリア人に日本人、ドイツ人、アメリカ人などが登場する。

   コミケではその年ヒットした作品のコスプレが人気が出る。これからは『ワンピース』や『鋼の錬金術師』などの人気が高まっている。「黒執事」のほか「ウルトラセブン」「仮面ライダー」「聖闘士星矢」など、懐かしいアニメや特撮ドラマのコスプレも見逃せない。

   「コードギアス」などテレビされたアニメや「ボーカロイド」の「初音ミク」「家庭教師ヒットマンリボーン」、「涼宮ハルヒ」などは次回に触れたい。

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【プロフィル】肥留間正明(ひるま・まさあき) 埼玉県生まれ、日本大学法学部卒業。作家、芸能評論家、ジャーナリスト、㈱音羽出版社経営。女性自身(光文社)記者として記者生活のスタート、週刊宝石(光文社)、 FLASH(光文社)創刊を担当、“巨乳”という造語を作る。エンターテイメント、歴史ドキュメントを中心に執筆、出版活動を本格的に開始。〈テレビ出演〉『やじうまワイド』(テレビ朝日)、『アッコにおまかせ』(TBS)、『ワイドスクランブル』(テレビ朝日)ほか。〈著作物〉『勝新 役者バカ一代』(音羽出版)、『がん闘ったスターたち』(テレビ朝日)、『ウオンビン 江原道から』(鹿砦社)、『チャン・ドンゴン~ソウルの空から』(音羽出版) 『オレンジレンジ~コザからのメッセージ』(音羽出版)、『龍馬と海』(上・脱藩編)/『龍馬と海』(下・亀山社中編)その他多数
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