三洋電機は、自然放電を抑制する性能や、繰り返し使用回数を改善した充電式ニッケル水素電池「eneloop(エネループ)」の新モデルを2011年11月4日に発売する。
70パーセントのエネルギーを維持
負極に使用している水素吸蔵合金の結晶格子構造を改良することで、自然放電抑制性能を向上させ、1年後で約90%、5年後では70%のエネルギーを維持できる。日常で使用するほかに、充電してストックしておき、非常時のための常備電池としても利用できる。
また、電極材料の改良によって繰り返し使用できる回数が約1800回になった。これは2005年の初代「エネループ」(HR-3UTG・HR-4UTG)と比較して約80%アップ、従来の「エネループ」(HR-3UTGA・HR-4UTGA)と比較して約20%アップとなる。1回あたりのコストは従来の2.5円から2.2円に下がったという。